はじめに
この記事はアイビスペイントユーザーに向けたものになっています。
クリスタとか使うくらいお絵かき好きなら、多分問題ないと思うけど、もしデジタルお絵描き初心者でアイビスユーザーじゃない場合は…インストールして下さい!無料です。
この記事では、こんな感じの「華やかなアニメ塗り」を解説していきます。
こんな感じ。
一見めんどくさそうに見えるかもですが、実はすごく簡単なんです!!
一緒にやっていきましょう!
この記事を読みながら同時並行でやれば、結構良い塗りができる…かも?
線画
今回は私の創作キャラ(少年漫画風)を書いていきますよ~~~~~。
まずは「ボケあしの強い」ブラシで、ざっくりと形を捉えていきます。
まぁこんな感じかな?
上手い人は丁寧に書きますが、こんなもん適当でいいです。
上に「新規レイヤー」を用意して、ラフにそって線画を描いていきます。
使ったペンはこれ。
アイビスのQRコード読み込み機能で読み込んでね~。
この線画ペンは墨だまりができやすいものになっていて、早く線を引くと細く、遅く線を引くと太くなります。
筆みたいな感じです。
んで、描いた線画がこれです。
適当なのは許して…。
横にあるキャンバスサイズとペンのサイズも、参考にして下さい。
プロはもっと丁寧に線画を引きますが、所詮は趣味なので適当です。
次だ次!!
塗り分け
ぱぱっと塗りましょう!
まず、一番上のピンクのチェック柄/「選択レイヤー」を選択します。
次に、「キャラの外側」を選択します。
もし、線画が完璧に繋がってなくて、キャラが青く選択された場合は、一度戻って、背景だけ塗りつぶしましょう。
キャラの背景が青(選択)で、キャラが白抜きになっていたら大丈夫です!
こうなってたらOK!
そしたら、上の画像で押している「選択範囲の反転」を押します。
すると…。
綺麗にキャラだけが選択されます!!
これではみ出さずに済みます!
ペンの最大サイズの300pxでキャンバス全体を塗っても、キャラの部分だけ塗れます!
このハックは本当に便利なので、コレだけでもいいから覚えて帰ってください。
話を戻します。
選択したら、線画の下に「新規レイヤー」を用意して、キャラの部分だけ「黒またはグレー」で塗りつぶして下さい。
もし黒で塗った場合は、上の画像のように、「線画が見えるくらい」透明度を下げてください。
私は今回19%まで下げましたが、適当に薄くしているだけなので、みなさんも適当で問題ないです。
透明度を下げたら、「選択レイヤー」の選択は消しちゃって下さい。
次に、「黒で塗りつぶしたレイヤー」の上に「新規レイヤー」を用意します。
こう。
ここに色を置いていきます。
ほい。
「バケツ塗り」と「特殊ペンの投げ縄塗り」を駆使して塗ります。
これらのツールが分からなかった場合は、公式さんが紹介しているので、ググってね。
特に「投げ縄塗りツール」は本当に便利なので、マジで調べてくださいよ!!!
塗った後のレイヤーはこんな感じ。
天才人は下塗りの段階で沢山レイヤーを使うらしいですが、面倒なのでそんなことはしません。
一枚にドベッと塗ってしまって大丈夫です。
ところで、「先程黒で塗りつぶしたレイヤーは何だったんだろう…」なんて思ってませんか?
実は、この塗りつぶしレイヤーは「塗り残し」にとても有効なんです!
例えば、この目。
まつげの先がネイビーで塗れてませんよね。
バケツ塗りを使っていると、細い部分が塗れてない場合も結構ありますよね。
偉い人は地道にペンで塗るでしょうけど、面倒なんでそんな事してられません。
そこで、例の塗りつぶしレイヤーです。
試しに、レイヤーの透明度を100%まで上げて下さい。
消えました。
黒のレイヤーがいることで、塗り残しが線画と同化して、消滅しました。
凄くない????????????????
わざわざ塗らなくて良いんですよ!
ホントおすすめです。是非試して下さい。
このテクニックは私が高校生の頃に発明して、しばらく有頂天になってたんですけど、さいとうなおき氏が動画で紹介していて萎えました。
まぁ、そんなことは置いておいて…。
色分けが終わったので、次の工程に進みましょう。
影塗り
一番楽しい影塗りの時間です!
「塗り分けレイヤー」の上に「新規レイヤー」を「乗算モード」で作成し、「塗り分けレイヤー」に「クリッピング」して下さい。
呪文みたいになったけど、そんな難しいことは言っていないので、大丈夫だと信じたい。
この画像と同じ様になっていたら成功です!
この「乗算レイヤー」に、影を塗っていきます。
因みに色は、下の画像にある青っぽいくすんだ色です。
だいたい似たような色だったら、何でもOK。
色も用意できたので、影を塗っていきましょう。
私は絵師じゃないので、大体「モノの下になる部分」にてきと~~~~~~~~に塗っています。
こんな感じ。
マジで適当で大丈夫です。
それか、自分の好きな絵のシワを見ながらやってみよう。
影を塗ったら、「塗り分けレイヤー」を「複製」して、「乗算レイヤー」の上に持っていきましょう。
複製の仕方は、「複製したいレイヤー」を選択した状態で、キャンバス全体図が載っている下のボタン群の中から、左から2つ目のボタンを押せばできます。
複製して、塗り分けレイヤーを上に持ってきました。
そうしたら、「上に持ってきた方の塗り分けレイヤー」の「プレンドモード」を「カラー」に変更します。
変更したら、塗り分けレイヤーをクリッピングして、代わりに、「乗算レイヤー」のクリッピングを外します。
「カラーレイヤー」のみクリッピングしていて、ほかのクリッピングがすべて外れていれば大丈夫です。
「カラーレイヤー」の「透明度」を50%まで下げると、いい感じに影色が付いたと思います。(語彙)
アニメ塗りの影は一色で塗らず、それぞれのパーツカラーを一段回落とした色で影色をつけるのが基本です。
でも面倒なので、私は一色でべっと塗ってから調節します。らくだよ~~~~~~~~
因みに、現状はこんな感じ。
そうしたら、「カラーレイヤー」を、下の「乗算レイヤー」の上に重ねて下さい。
重ねるボタンは、右のボタンが縦に並んでいる中の「ゴミ箱の上にある、↓とイコール記号」のやつです。
重ねると一枚の乗算レイヤーになるはずです。
その「乗算レイヤー」を下に「クリッピング」して、透明度を下げて下さい。
今のままだと、とんでもなく濃いですからね。
今回は60%にしました。
そうしたら、塗りツールの一つ、「ぼかしツール」で、立体的にぼかしていきます。
唇とか、ほほとかをぼかしていきます。
ぼかした後に、気分で「乗算レイヤー」に少し赤を足しました。
赤を入れたい場合は、「乗算レイヤー」の「不透明度をロック」して、直接乗算レイヤーに塗ってください。
不透明度をロックは、クリッピングボタンの横にあります。
完成形はこんな感じ。
そうしたらグラデ…と思ったのですが、残念なことにスクショを取り忘れていました。
「乗算レイヤー」の上に「乗算レイヤー」を新規作成して、透明度を下げたぼかしブラシで、「顔のアゴらへん」と「絵の下らへん」に適当にくすんだ色を置いて下さい(投げやり)
私も適当に塗ってるから、アバウトで大丈夫。
次行きましょう。
ハイライト
「グラデーションレイヤー」の上に、新規で「スクリーン」レイヤーを用意します。
クリッピングも忘れずにして下さい。
なんか変なレイヤー作ってますが、気にしないで下さい。
自分も、あれが何レイヤーなのかが分かりません。
ハイライトは、「髪」、「目」、「肌」、あれば「装飾品/金属」だけに塗るので、影より楽です。
楽なんですけど、少しだけ塗る際のポイントが多かったので、一枚にまとめました。
完成品!
華やかになっていいよね~~~~~
次に、「目のハイライト」を置いていきましょう。
一番上に「新規レイヤー」を作成、モードは普通で大丈夫です。
目の瞳孔横に小さく白で、ハイライトを置いてあげましょう。
なんとなく下にもハイライト置いちゃった。
大きいハイライトほど、少女漫画みたいな絵になります。自分の絵柄と相談して大きさを決めましょう。
そうしたら、その上に「スクリーン」レイヤーを新規作成して、白目と黒目にまたがるようにクソデカ長方形を置いてあげましょう。
おすすめの色は青です。
今回は下だけぼかしてます。 こうすることで、目にツヤっとした感じが出ます。
でてる…?いや知らん。気に入らなかったらやらなくていいよ。
あとは、「ハイライトレイヤー」の上に「新規レイヤー」を作って頭を白で囲ってみたり、「オーバーレイ」で肌の色味調節したりなどありますが、正直ソレは好みなので割愛します。
そんなこんなで…。
完成!!!!
え?もう?
はい、完成しました。
この「全結合」ボタンを使えば、あんなにたくさんあったレイヤーも全部結合されて、一枚の絵になります。
一枚の絵。
あとはさぁ!
適当にさぁ!
アイビスのフリー素材から背景拾ってきてさぁ!
エアブラシで大雑把に差し込む光を書いて、透明度下げた「スクリーン」モードにするとかさぁ!
フリー素材の光引っ張ってきて、「加算」モードにして使ってみたりさぁ!
背景の主張が激しいから、背景だけぼかしてみたりさぁ!
適当にやってさぁ!
完成です。
最後投げやりになりましたが、3割位伝わっていれば…それはとっても嬉しいなって…。
試してみてね~~ 覚えたらマジで早いよ!
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