あー!!!!!
後3日で全国の劇場で公開する「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」に登場する新キャラクターのガンマ1号だーーー!!!!!!!!!!!!!!
さっき描きました。40分くらい。
最初20分とか抜かしていましたが、普通に35分はかかってました。調子こくな!
ハウツー系の記事をなにか一つ置いておきたかったので、今日はこの絵のメイキングをここに書いていくよ。
今回のターゲット層は、アナログで絵を描くけどデジ絵が苦手・あまり使ったことがない人向けです。自分もそこまで上手くないからね。
用意するものはスマホ、タブレットだけでOKです。
ではいくぞー!
アナログの線画をスマホやタブレットに取り込む過程は、過去に作ったこちらの画像を参考にして下さい。
線画ドン。
ふっつ~~~~~のちみ絵です。
では塗っていきます。
まずは色分けをします。
この時に、一色で全て塗りつぶしておくと、塗り残しのないキレイな絵になります。
この技法は、ポケカとかDMのデーモンハンドを描いているさいとうな○き先生も使っているので間違いないです。
また、銃の白い部分や、手袋・靴の黒い部分などがありますが、ここで完全な白や黒を使うとおえかき初心者っぽくなってしまいます。
少しくすんだ白や、少し明るい黒で塗ってあげると、それっぽさが増します。(それっぽさってなんだよ)(プロだよ)
次に影を塗っていきます。
影を塗る際に大事なのは光源。
太陽がどこにあって、どこから光があたっているのかを考えます。
今回はこんな感じで、右上に太陽を設置しました。
後はそこに合わせて、物体の左下を中心に影を置いていきます。
この時のポイント。
エアブラシを使うな。
これはおえかき知見ですが、初心者ほどエアブラシ使いたがります。
自分もデジ絵触り始めたときはエアブラシしか使わなかった。
でもね、思い出してほしい。
我々が「神絵」と拝めているようなTwitterで万バズしている絵は、そこまでエアブラシ使ってないから。ね?結構パッキリしてるでしょ?
え?
自分の好きな絵はエアブラシ使ってるって?
オマエが少年漫画とかカートゥーンが好きだから、その絵柄に合わないエアブラシ毛嫌いしているだけだろって?
では、この絵を例に上げましょう。
私のTwitterを定期的にチェックして下さっている方は腐るほど見た絵ですね。私の自信作です。(いうな)
話を戻しましょう。
確かに服のシワや肌の影はボケてますね。それはいいんですよ。
ふんわり塗り事で服の質感や肌の凹凸が表現できるので、これはオールオッケーです。
問題はエアブラシを使うかどうかなんです。
先程の絵に戻って説明しますね。
これがぼかしてない影です。
当たり前ですが、ぼかしていないのではっきりとした印象がありますよね。
では次にエアブラシ塗り。
分かりますか?!?!?!?!
このボケっとした印象!!!
銃の頭やボタンなどの球体を塗るのには適していますが、凹凸の多い顔や服の皺のメリハリが完全になくなってしまい、どこを強調させたいのかがわからない絵になっています。
ここまで言ってなんですが、私自身はエアブラシ塗り好きなんですよ。むしろ憧れてて。
ドラゴンボールの赤い表紙なんて最高じゃないですか。
あの様なカッコイイ絵がかけたらな、なんて思うんです。
でもね、難しいんですよ…。
参考程度に二ヶ月くらい前に描いたサウザーとギニュー…。
確か四時間くらいかけて、エアブラシのみで塗ったのですが、いくら塗ってもメリハリが出なくて…。
この絵のどこを私は見てもらいたかったのか、って分かりますか?
サウザーの顔?脇?
ギニューの手?頭の血管?
この絵をパッと見ただけでは、影のメリハリが無い影響で、印象がぼやけてしまい、どこをアピールしたいのかが掴めないと思います。
クソムズいんですよ、エアブラシ塗り。
だから、スマホ使って絵塗ってみようかな~☆と息巻いているおえかきビギナーは手を出してはいけないのです。
まずはある程度影を塗れるようになってからにしましょう。
エアブラシ塗りは私と一緒に修行しようね…。
では話を戻して…。
因みに影色は一色で塗るのをおすすめします。
理由は楽だから。
後その際に用いる色は黒・グレーの無彩色ではなく、くすんだ青やピンクなどがおすすめです。
自身が撮った写真とか見返してみれば分かって頂けると思いますが、影って黒じゃないんスよ。
空気の色(青)が混じっています。
で、くすんだ青色で影を塗った絵がこちらですね。
一色で塗ったのはいいですが、影の色が主張しすぎていて、うるさい絵になっている様にもみえますね。
これは好みなので、1色の影の方がまとまりがあって良いと思う人は真似しなくてもいいのですが、もう少し色をなじませたい方は、影レイヤーの上にベタ塗りレイヤーを、レイヤーモードは普通のまま重ねて下さい。
こんな感じで、暖色系の所は暖色っぽい影に、寒色系も同じ様な影になったかと思います。
ですが、こちらはこちらで乗算を覚えたばっかりのおえかきビギナーの影にも見えるので、この場合は上に重ねたベタ塗りレイヤーの透明度を50%とかに下げてやります。
するとこんな感じ。
いい感じにアニメっぽい影色になったのではないでしょうか。
この塗りは覚えとくと時短になるので本当におすすめです。
では次の工程にいきましょう!
ぼかしました。
ざけんなテメェさっき初心者はぼかすなとか言ってたくせに何いってんじゃい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!とお思いの方は、話を聞いて下さい。
これもメリハリを出すために必要なんですよ!
例えばこの影。
全てぼかしているわけじゃなく、たるんでいるであろう部分をぼかして、シワになっている影を強調させているんです!
また、横のボタンのような球面に立体感を加えるために、ぼかして丸みを出しています。
あくまでメリハリを出すためにやっているだけだと分かっていただけましたでしょうか(弁明)
Twitter万バズイラストは、服の皺などの一部分だけぼかしているものも多いので、そういった方の絵を参考にするのもいいかも知れません。
次。影ができる左下部分に軽く影色でグラデーションをかける。
分かりにくいかもですが、右足と左足を見比べてみれば分かるかも…?
ささっと次にいきます。
ハイライトです。
光のあたっている(設定の)右上にハイライトを置きます。レイヤーモードはスクリーン。
今回置く部分が禿頭、ボタン、丸い銃の頭だったので、ボケあし強めの筆で塗っています。
また、影で沈んでしまった靴の中央にうす~~~~~~~~~くハイライトを置いて丸みを追加しました。
次。
リムライトを塗ります。
リムライトとは、反射光のことで、おえかき界では光(ハイライト)の反対側に置かれることが多いです。
今回はハイライトの反対ということで、左下からリムライトが来ていると想定しています。
ガンマ1号は赤色の多いキャラなので、今回は反対の青で塗ってみました。
特に塗りたい色がない場合は、キャラのメイン色の反対系の色でぬるのがおすすめです。(赤なら青、ピンクなら緑、などなど。正直好みで塗っていいと思います。)
私のおすすめレイヤーモードはハードライトですが、もう少しリムライトを抑えたい人は、オーバーレイとかスクリーンとかでもいいと思います。
次。
空気感を出す。
今回は(私らから見て)右手がマントの前にいたせいで、少し印象が薄れていたので、マントにうす~~~~~~~~く青を重ねて、手を強調させました。
万バズ絵では、首の後ろにある髪の毛に使われていたりする技法です。
Vの後ろ髪は大体青みがかってます。それがこれです。
そんなこんなで完成です。
背景は白でもいいですが、おすすめを2つほど教えちゃいます♡
1つ目が、びみょ~~~に色の付いている薄いグレー。
なんかエモくなる(中学生の感想)
2つ目は、逆に彩度バリバリのきつい色で塗りつぶす方法。
今回は赤を置いてみました。
自分の絵は結構パキパキした絵なので、そういう絵はこっちのほうが似合ったりします。
最後に少し加工して終わり!
マントをぼかして目立たなくさせ、全体的に少し赤を足しました。
いかがでしたでしょうか。
私は指で絵を書いていた期間が長くて(6・7年くらい)、細かい作業がスマホだとできずに色々苦労したのですが、上記の内容なら指でも全然塗れると思うので、ぜひ一度試してみて下さい!
ドラゴンボール超スーパーヒーロー公開まで後3日!
正義のために命令を実行するスーパーヒーロー・ガンマ1号を劇場でチェックだ!
んじゃ。
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