皆さんは、このキャラを知っているだろうか。
はい。こんなページを開くくらいだから知っているよね。
知らない人向けに説明すると、漫画「テコンダー朴」の主人公 朴星日(パク・スンイル)です。
今日はテコンダー朴(以下テ朴)について、未読者の皆さんに植え付けられているとんでもない誤解を解きたいと思います。
テ朴と検索すると、出てくるのは「手搏図」とか「その手は人と~ 劣惨」などのネットミームではないでしょうか。
インターネットの認知も「一見コ○アを持ち上げた漫画に見えるけど、実はバカにしているブラックジョーク漫画」程度で、あー、嫌○漫画なのかな、なんて思われていることでしょう。
いやね?
個人ブログでこういうことを言いたくはなかったけど、コアラマスクが朴を助けた最新号の反応で「今度はバトル漫画になるのかよw」的なコメントを見つけまして…。
元からバトル漫画だよ!!!!!!!!!!!!
一巻からガチガチのバトル漫画だけど?!?!??!
重根(チュングン/テコンドーの型の名前)みてないの?!??!!?!??!??!
一話で使ってるけど?!?!??!?!
思った以上に、テ朴を実際に読んで楽しんでいる人が少ないんでしょうね。
実際は「サウスパーク」とか「シンプソンズ」みたいな感じで、風刺系ギャグバトル漫画です。
もちろん、ピチャとか檀君とかあちらさんをネタにした場面もあるけど、それは「サウスパーク」が日○人を鯨漁好きの哺乳類564として描写するのと同じなわけで、別にあの漫画が飛び抜けてヤバいワケじゃないと思う。
むしろすべてのネタに必ずソース(元ネタ)がある分、こちらのほうがソフトだと思うのは自分だけ?
Q:コ○アのニュースで取り上げられた漫画がいいわけないだろ!頭パーかよ?
A:アレは、大統領を次々にしばいていく覇王の野望のシーンが、当時の大統領に見つかっただけで、チュングンとかピチャ(ウリ○ラネタ)は特にお咎めされてないからな!頭はパーです。
みんなの誤解が解ければ、絶対ファン増えると思うんだけどなー。
テ朴の創作技は結構秀才なものも多いし。
そういうオタク的な目で見ているのは自分だけなのかな…。
というわけで、ここからはみんなが知らなそうなキャラ設定+創作技を書いていこうと思います。
少しでも誤解が溶けますように…。
あわよくば劉のファンアートが増えますように…。
朴星日(スンイル)
主人公。父の敵を討つため日本に来た韓国人。
テコンドーの使い手。
事あるごとに日本人をチョッ○リ呼びするアンチ日本。
しかし日本文化が結構好きで、よくスプラトゥーンで遊んでいる。(修行しない)
これはファンアート(ここで使っている画像は全部そう)なんですけど、テ朴の技って、安重根がテコンドーの技名になっていることを良いことに、あちらさんでは結構持ち上げられているけど、日本だと評価されていない(むしろ悪い)人を、ここぞとばかりに技にするんですよ。
因みにこれは、あちらさんの脱獄者である金九(人名)が、宿か食事亭で無銭飲食をし止めに来た人を殴り56した後、財布を持ち逃げした事件を元にした創作格闘技「キムグ」のファンアートです。
狂ってる…!!でも好き♡
こういう所は少しブラックジョーク感が強いかも?
でもサウスだってカ○ダを結構コケにしてるし…。
(さっきからサウスと比べるな!)
じゃあ次。
朴英日(ヨンイル)
主人公の兄ちゃん。韓国人で、北の陸軍少佐。
このお面は初登場時につけていたもの。
因みにこれはタルチュム(あちらの古代舞踊)といって、このお面もちゃんとソース元がネットに転がってます。たしか巫女のお面だった気がする。
兄ちゃんの目標も父の仇打ちですが、朴と違って北に渡って修行しています。
その為使用する格闘技は同じテコンドーでも、作者の創作技は北ネタが多いです。
一番有名な技は多分、縮地(チュチ)。
北のテコンドーの一種で、瞬間移動(スライド)できる技といった設定。
また作者ふざけやがってと思うかも知れませんが、実は道教神話の仙術の一つで、100%の創作ではないです。実際に、瞬間移動の技として古代の文献に書かれています。
当作品では、おそらく「将軍様は縮地法を使われる」という北の曲から引っ張ってきたかと。
実際、あちらでは一代目と二代目はこの技を使えるとか言われているらしいです。そんなバナナ。
いやまぁ、マジの元ネタは中国の三国志とかなんですけどネ…。
諸葛孔明が使えたらしいので、もしかしたら朴も使えるかもね。
(読者にしか伝わらないネタ)
次!推し!
劉書文(リュウ・シュウェン)
中国人の格闘家。
覇王トーナメント二回戦で朴と戦った相手。
八路流八極拳(はちろりゅう はっきょくけん)の使い手。
八路は日中戦争時の共産党軍の呼び名から。八極拳は実在する格闘技です。
ところでこの技を見てくれ。こいつをどう思う?
すごく…皮肉が効いてます…。
技名は大躍進靠(だいやくしんこう)。
大躍進が元ネタなこの技ですが、個人的に攻撃方法が「後ろに突進する」ってのが本当に好きなんですよね。
大躍進ってのは、結局は大失敗に終わった政策なので、こんな攻撃スタイルなんでしょう。
初見時、本当に大笑いしたくらいには大好きです。
歴史の先生、これから大躍進教えるときはこれやったほうが良いよってくらいインパクトが強い。
この技を見て爆笑した人はテ朴向いてるよ。
(分からなかった人は難しいかもしれない。)
ではここから推しポイントを…。
まず上げたいのは、朴が個人的に嫌っているところです!(?)
もともと朴は日本嫌いで、日本人と顔を合わせるたびにすぐ喧嘩し、「それって俺の国起源だから」とウリジナルアピをしてきます。
逆に、日本人じゃなければ怒ることもなく、自国以外でもタイ人のソムチャイ君や、渡米・帰化したハットリとも仲良くやってます。
また、劉の使う八路流八極拳の元ネタ・八路軍は、日本と戦ったわけですから、アンチ日本という点では朴と同じです。
また八路軍は、戦時中に慰○婦を保護したという噂もあり、どちらかというと朴側かな…なんて考えてしまいます。
でもこの男、マトモなんです。
御存知の通り、テ朴は「打倒・日○人を掲げる、韓○人主人公が活躍するコ○ア賛美漫画と見せかけているけど、実際はウリナラなんて嘘ばっかりだと遠回しにDISる」漫画です。
その為、主人公側はお馬鹿さんが多く、歴史的に見て正しい事を言っている人らがボッコボコにされます。
(言っちゃ悪いけど、折り紙とか忍者は日本起源だし、飛行機だってライト兄弟だから…。勿論、起源主張しているあちらさんは実際は少数なの知っていて言ってますからね。)
ま、それを言うと敵になるのがテ朴ワールドなんですね。
そんなテ朴ワールドで、劉は滅茶苦茶マトモです。
米国で忍者道場を営んでいるコ○アンのハットリにも、何も知らない米人を騙して金儲けするには小日本人(蔑称♡)のフリをしたほうが都合がいいんだろ、とか言ってしまいます。
テ朴ワールドでは、主人公たちが間違ったことを言い、それを読者がツッコむという一連の流れがあり、あくまで漫画上ではウリナラ賛美なのですが、こいつだけは普通なんですよね。普通に読者と同じこと言う。
多分こういうことも言うと思う。
左のキャラがハットリです。
でも残念なことに、劉は自国を盲信しているわけではないので、特に変なこともいいません。そりゃ3000年も歴史があれば、起源主張しなくてもいいからね。
それに、原作で美形キャラなので、滅茶苦茶モテます。一方、朴は全くモテず、大体忍者かおっちゃんと一緒にいます。
この格差からか、朴はこいつに限って「女漁り」だの「スケコマシ野郎」だの「仮性○茎」だの、国ではなく個人を中傷しまくります。嫉妬見苦しいぞ!
この回までの朴は、ウリナラを擬人化した格闘家で、他キャラと比べるとあまり個性がなかったのですが、この回以降にはモテない要素が追加され、キャラが立ったように感じます。
まぁ要はCP要素少なすぎたけど、ようやくそういう目で見れたってことだy(
CP要素の格闘技。三跪九叩頭。(さんききゅうこうとう)
元ネタは三跪九叩頭の礼。清が他国に要求した礼です。
清に跪いてね~といったものなのですが、作中では朴に無理矢理(足蹴り)礼をさせます。成す統べなく礼しているのが、史実っぽくていいと思う。
長くなってしまった、次!
金承熙 (キム・スンヒ)
ハットリ・キムと名乗っているインチキ忍者。
高校生でもないのに、合格と書かれたハチマキを巻いている。
朴同様にモテないが、女好き。
自分の弟子を見殺しにした外道。
使用する格闘技はエセ忍術で、二巻以降洋楽モチーフの技を使ったりする。(レッチリとか)
作者が洋楽好きらしいです。作業用BGMはビートルズとかストーンズらしい。分かる、自分もソーナノ。
次。
伊集院畸太郎(いじゅういん きたろう)
多様性格闘技(ダイバーシティ・マーシャルアーツ)の使い手。日本人。
初登場は2巻。
ハットリの元弟子で、国籍を理由に唯一の居場所だった道場を追い出されて以降、ハットリに復讐心を燃やしている。
何故か毎回あげパン+ズボンイン。
元ネタは例の写真だと思うけど、正直、名前が伊集院になった理由とか、当初の予定では髪色が青だったワケとか、全く分からない。なんだろう…?
ちなみに私はCPオタクなので、この2人が滅茶苦茶好きです。
一人くらい朴陣営に日本人がいても良かったな~とか思うので、見殺しにしたハットリは永遠に許さない。でも好き♡ 天国で幸せになってね♡(モルモン並感)
次。
ソムチャイ・カーオパット。
タイ人。16歳でムエタイ アマチュアミドル級タイ王者の凄腕君。
朴陣営の唯一の良心。
初登場時にK-POP好きを猛烈にアピールし、朴からは「後進国でもK-POP人気なのか」ととんでもない差別発言をされても笑顔で答える聖人。
いつもKーPOPのライブT を着ている。
青林堂版3巻で披露した「ハヌマーン・タワイウェン(指輪を捧げる猿王)」は、ムエタイに実際にある技の上に、ポーズもそのまんま。
朴のカンチョー(チュングン)とはわけが違うぜ。
以前は後進国煽りをされた際に泣いて逃げていたが、最近は歯向かうようになってきた。
最後!
おっちゃん。
東京の○落に住んでいる在○韓国人。屋台を経営している。
なにか都合が悪い事があると「トクトは我が国の領土」を歌って誤魔化す。
麻雀が趣味で、一話丸々某麻雀漫画をパロった回とかある。
朴メンツの中でも、何故か人一倍ソムチャイに厳しい。
おっちゃんの家は朴の居候先でもあったりする。(どうでもいい)
ここまで見てくれた人には、テ朴を5倍希釈したような二次創作漫画をあげちゃう。
自分は幼少期にこのじゃんけんで遊んだけど、どれくらい有名だったんだろうか。
それ知らないと、この漫画面白くないよな…。
いや知ってても面白くないか…。
このあとおっちゃんが歌うまでがテ朴ワールドのおきまり。
コロナネタ。
一巻のパロディ。
朴もコスクとかつけさせればよかったな、とか今になって思うわ。
北ネタ。
何故か東郷平八(言わずもがな)と組ませたくなるヨンイル。
結衣ちゃんは私がもらっておきます♡
父さんネタで劉朴。
分からなかった人は「インターナショナル ロックダウン」とかで検索すれば分かるかと。
正直、こんなうんこ記事に3時間もかかるとは思いませんでした。
後悔しかありません。
でもこれで一人でもテ朴の誤解が解ければ、それはとっても嬉しいなって。
今回は格闘編のキャラの紹介だったけど、日本政治編も濃いメンツがたくさんいるので、いつかそちらも紹介したい。でも絵がないから、まずは書かなければ…。
んじゃ。
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